曽根東之町
東ノ丁の屋台は『赤い布団に昇り龍』天界を自在に躍動する青龍の心意気!
正絹房が跳ね上がり、梵天が光に映える。「狭間」は人間国宝岩倉勘宰匠が精魂込めて彫り上げた、一刀彫りの三枚重ねケヤキ狭間で、「東の正面に曽根の松と菅公、西に安芸の宮島と平清盛、南には天の橋立と岩見重太郎、北に松島と伊達正宗」の日本三景を配し、その奥には、青龍・白虎・朱雀・玄武四神の隠し彫りが見事である。乗子の背には金糸刺繍の青龍と高欄掛けが絢爛豪華に飾られている。揃いの青龍腕抜きの若衆が、伝統の担ぎの上手さと粘り腰で観衆を魅了する。