中部の屋台の特長は紫色の布団屋根に、菅公ゆかりの渚井戸にちなんで、屋台の四隅の提灯に中・渚と刺繍されている。
狭間及び欄干の下の彫り物は、井波彫りで有名な越中の国井波町、初代岩倉勘宰・二代岩倉綾泉の作です。欄干の下の彫り物は、菅公ゆかりの場面が八面入っている。
狭間は戦国時代の合戦で

 正面 「一ノ谷の合戦」 平敦盛と熊谷直美の図
 後面 「倶利伽藍谷の合戦」 火牛の系の図
 右面 「屋島の合戦」 那須与一扇的を落とす図 
 左面 「壇ノ浦の合戦 」義経の八艘飛びの図
                昭和61年製作

幕及び高欄掛は姫路市大津区天神 川村刺繍製作。幕は、龍と虎の図案で高欄掛は、戦国武将徳川家康の図案になっている。又装飾金具類は姫路市大津区天神 川村商店製作。前後に雄、雌の龍一対・左右にシャチ一対をつけている。
太鼓は、姫路市網干区高田 真田太鼓店製作氏子中で一番大きい二尺七寸の太鼓が入っている